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ORCAレビュー

2007.04.17 *Tue
Xindeskのアカウントがうまく取得できなくてはまったので、とりあえずORCAというシステムをチェックすることにした。

まず、ORCAのトップページORCAとは、ホームページ上のコンピュータデスクトップである、と一言で説明がある。WebOSを調べはじめてから、友達に「WebOSって全然OSじゃないだろぉ?」と言われたり、他のWebOSのHPにも、「我々は、WebOSという呼び名は正しくないと思っているが」などと書かれたりしていて、それも一理あると思っていたが、デスクトップである、というこの定義は最も正確だろう。ただし、WebOSという呼び名はあまりに広く使われているために、私はこれからも使い続けるつもりではあるが。

また、アクセス数とかダウンロード数が表示されている。ベータテストした人5000人、今日サインアップした人一人、メーリングリスト2500人、フォーラムのポスト数100。
…あんまりはやってない?これだったら表示しない方がいいんじゃ…

さて、使ってみる。Only IE6 and IE7という表示がある。実際Firefoxでは入れない。しょうがないので手持ちのIE6で入ることにする。デモユーザー登録時に、デスクトップの雰囲気をどうするか聞かれたので、デフォルトのVistaスタイルにしてみた。起動にはかなり時間がかかる。体感で1分~2分程度を要した。

ひとたび起動すると、かなりWindows Vistaに類似した画面が現れる。スタートボタンやクイック起動アイコンが載ったタスクバーが画面下に表示されている。デザインはとてもかっこよい。半透明使いまくり。デスクトップの左上には、アイコンとして My ORCA、Documents, Media Center, Mailcenter, Meeboの5つが整列している。まん中へんにはたくさんのアイコンがちらばっている。.docとか.txtとか.pngとか書いてあるので、きっと前に使ったデモユーザーが作って放置していったファイルだと想像する。ファイルを起動するためにダブルクリックするとテキストブラウザが開く。.pngというファイルをダブルクリックしてもテキストブラウザが開く。おいおい…

画面右にはアナログ時計以外に、Quick buttonsとRSSという二つのグループがあって、Quick buttonsの中にはSlideshow,Weather,TextTV,WebTVの4つの大きなアイコンと、Windowsでは見慣れた小さなアイコン群、つまりMSN メッセンジャーやタスクマネージャみたいのがある。あとRSSリーダーもQuick buttonsに入っているがこれは機能していない。RSSを読むには、RSSグループを用いるしかない。

まずは右側にあるアイコンからレビューする。ここにあるものはほとんどが起動できない。できるのはTextTV,WebTV,Calendar,Task Managerだけである。この中でまずWebTVを試したが、いきなり驚いたのは、WebTVを選ぶと、すぐにオンラインのテレビ番組(デフォルトで33種類見られるようになっている)が見られたということだ。落ちついて考えれば、ブラウザさえきちんと実装されていればこういう事が可能なのは当たり前なのだが、正直WebOSの中でこういうのを見たのははじめてなので、えええっ!!!と思ってしまった。見せ方(というか、アイコンの配置)の勝利だ。それが証拠に、YouOSでも、Wherewolf(YouOS用のブラウザ)で、オンラインニュースのページを開いたところ、問題なくストリーミングの動画が表示できた。
TextTVも仕組みは同じだろう。要は、Webページを開いて、その内容を表示しているだけである。
Task Managerは、Windowsのプロセスの表示に似たような機能があるらしい。ただ、ボタンもほとんど押せないし、現時点では有用な情報は全然表示できない。作りはじめた、という感じのソフトのようだ。

RSSリーダーグループは十分に機能しているようだ。ただ、ウィンドウが小さく、中身はよく読めない。

今度は画面の左側に配置されている、デスクトップアイコンを試してみた。まず、My ORCAをダブルクリックすると、ファイルマネージャーが起動した。これは別に何てことのない、普通のファイルマネージャーだ。ただし、動作はかなり遅い。フォルダをクリックしてから、中身が表示されるまでに3秒くらいかかる。これは何とかならないもんか。
それから、WebOSではお馴染みの、ファイルのローカルからのアップロード/ダウンロードに相当する機能が見付からなかった。これはちょっと困るんじゃないだろうか。ただし、デスクトップで右クリックをすると、ファイルをアップロードする事は可能である。フォルダ一覧にある"STORAGE"の下に、FTP Serversというのがあるので、一旦そのftpサーバを介すれば、ファイルのやりとりも可能になるのかもしれないが、実はSTORAGE以下のアイコンはどれもクリックできないので、確認できない。この制限は、デモユーザーだけかもしれない。また、他のWebOSにあるもんがないという面でいえば、他人とのファイルのShareという点でも何も機能が実装されていない。単にストレージに排他的にアクセスできるだけのようだ。
また、Media CenterというのもSTORAGEの下にある。これはアイコンがMicrosoftマークになっているが、MicrosoftのMedia Centerと同じもんだろうか(起動できないので確認できない)。
まぁいずれにしても、このソフトの遅さはどうにかならんもんか。きっと私のPCからORCAのサイトへは帯域が小さいのだと思うことにした。

ちなみに、デスクトップにもMedia Centerというアイコンはあり、こちらの方はちゃんと起動する。MicrosoftのMedia Centerに酷似したソフトが立ちあがる(マイクロソフトのアイコンもついている)。画像を見ることはできた。音楽をきいたり、ビデオを見ることはできなかった。とりあえず動作が異常に重い。これではちょっと現時点では実用にはならんのじゃないか、と思った。

デスクトップアイコンのMailcenterを起動してみた。これはORCAが自力で作ったと思われるメールソフトだ。demoユーザーでは使えないのだろうか?メールを書くところまでは全然いけなかった。うーん、だんだん面倒になってきたぞ。ORCAが遅いのか、機能的にdisableされているのかがわかりづらい。とりあえずこれはやめてみる。

今度はMeeboを起動してみる。これはどうやら、単純にMeeboのHPを表示させているだけのようだ。

デスクトップにあるアイコンはそんなもんなので、今度はスタートボタンからいろいろ試してみる。ゼルダの伝説やら、Web Wordというワープロやらいろいろ入っているが、それらを試した結果わかったことは、ほとんどのソフトは、単にWebブラウザを、特定のURLで立ちあげているだけっぽいということだ。なぜなら、立ちあがったほとんどソフトのツールバーの左がわには、バックボタンと進むボタンがついている。どこの誰が、計算機にバックボタンが必要だと考えるのか。恐しいのは、そのバックボタンを不用意に押すと、ORCAのHP自体をバックしてしまい、再起動になってしまうということだ。これは改善が必要だと思う。

しかし実はそういうスタンスが悪いとはちっとも思っていない。むしろ、私はWebOSはそういう風に実装するのが最も正しいと以前から思っていた。なにしろ、Webブラウザと、ちょっとしたタイトルバーの機能だけ作ればよいのだ。ソフトへのリンク先を、ORCAのサーバーにしておけば自前のソフトを使わせるにも何も問題ない。統一的なフレームワークとなる。また、一つ一つのソフトを自分で作りまくる必要もない。みんなが作っているものを、敢えて新しく実装することほど無駄というかリスクというか、大変なことはない。

また、Windows LiveおよびGoogle Modulesとの協調動作するらしい(Google Modulesの説明12)。スタートメニューに、なんとなくそれっぽいアイテムがあるので起動してみたが何も起こらなかった。ただし、デスクトップで右クリックして、"Add live object"を選ぶと、GoogleモジュールやWindows Live、 My Yahooのモジュールが起動できる…と言いたいところだが、押せないボタンがあり、どうやらGoogleモジュールしか起動できないようだ。それも、デスクトップに(Windowsのアクティブデスクトップのように)貼りつけることができるわけではなく、単にソフトが起動するだけである。時計ソフトを起動してみたが、このウィンドウは前後判定がおかしく、一部だけ他のウィンドウの前に出描画されたりする。バグか?

最後に、ORCAのHPには、ORCAの夢というか次期機能のアナウンスにリンクがはられていた。私には後ろにいくにつれて、WebOSとの関連性がわからなくなってくるような文章(イラク戦争がどうしたって?)にも思えるが、要はORCA内のブラウザからWebアクセスする時にフィルターを働かせたりする機能らしいと理解している。
これ自体ははぁそうですかと思う人も多いかもしれない。でも実は私がWebOSを作るならやりたい事のなかにこういうネタが入っているのでいずれつっこんで語りたいと思う。この文章同様、わかったようなわからんような内容になるかもしれないが。要はモノがないから通じないんだよな。



まとめ。
このWebOSは、要は既存のWeb上のサービスへのリンクを、「お気に入り」ではなく、ある統一的UIによってアクセスさせる、という部分が最も本質的である。それ以外には特に特徴はないと思う。つまり、YouOSStartForceのような、アプリを購読する、あるいは、他にも多く見られた、グループウェア的な機能は全く見受けられなかった。

そして私はこの、ひたすらリンクにこだわるというアプローチは高く評価する。多くのWebOSでは、新たなOfficeツールのようなものを新規に制作しようとしている。これは得策とは言えない。すでにオンラインに類似の機能がたくさん実装されているのだ。ここで新たなものを作っても、yet another...にすぎず、時間が無駄なだけでなく、また互換性はどうなるんだという問題もある。これは他人が作ったものを貪欲に利用すればいいことだ。

ただ、WebOSの未来という観点からすれば、ORCAにはあまり興味をそそられる新しい思想や概念を感じない。ちょっとかっこいいリンク集 + Web上のストレージ、にしか見えない。そこが残念だ。WebOSならではの、新たなコンピュータとのかかわりかたを見せてほしいな、とは思った。

最後にネットの帯域の問題かもしれないが、ファイルマネージャ(My ORCA)のスピードが異常に遅かったのが気になる。

結論:ひたすら貪欲に外部の資産を生かそうとするという考え方(全てをリンクにするというのも含む)、および画面のかっこよさ、がプラス要素、WebOSならではの思想に欠けるという点、および時々すごく遅いという点がマイナスで、トータル70点。



ORCAのHPなどを通じて新たに見付けたリンク。ORCAのHPには既存のツールをORCAに統合した、というニュースが数多く書いてあって、それをフォローするだけでも勉強になる。

WebOSのAPIを統一しようという動きがあるようだ。ここにもそれに関する情報がある。まだ緩やかではあるが、WebOSの流れは、確実なものになりつつある、と言うこともできるのではないだろうか。ちなみにwebosapi.orgには今もってつながらない。議論が紛糾してるのかな。いろいろ会社からんでるみたいだからなぁ。それとも、もう少し落ちついてからにしようと企んでいるとか。共通APIができれば、普及の強力バックアップになると思うからがんばってください。

meebo。Instant messaging everywhere

Zoho Office Suite. これは、WebブラウザだけでMicrosoft Officeみたいなものを作ってしまおうというプロジェクトである。まだワープロとプレゼンツールをちょこちょこ触っただけだが、なかなかがんばっているんじゃないかと思う。これはそのうちちゃんと使ってみたいシステムだ。ORCAのHPを見ると、Zoho側からORCAとコラボしたいというオファーがあったようだ。このようなOffice的ツールが充実してくれば、WebOS的フレームワークもより一層機能するようになるだろうと思う(参考:Desktoptwoのように、自前で実装するのではなく、OpenOfficeをなんとか呼びだすというアプローチもある)。ただ、WebOS内のWebブラウザでZohoのHPに直接アクセスして使うのに比べて、WebOSを介することによる明確なアドバンテージは必要だろう。

こういう流れで考えるとちょっと関係があるかもしれないのはMicrosoft Officeの最新バージョン、2007 Microsoft Office systemのオンライン体験版。こいつはWebブラウザの中でOfficeを試せるというものである。ただし、私が使っているブラウザのFirefoxでは起動してもらえない。しょうがないのでIEで試してみた。Citrixプラグインというののインストールを迫られた。ここらへんはWebOS指向とは違う。そしてしかも私のとこではインストールには失敗した。困ったもんだ(成功した人)。ちなみにこの機能はリモートアシスタンスを使っているということで、要はUNIXで言えば、Xサーバをインストールして、リモートでアプリの実行画面を見る、ということにすぎない。Xサーバというものを知らないユーザーのフィーリング的には驚きがあるかもしれないが。ただ、スピードはそこそこ速いらしい。

Desktoptwoに対象を絞った記事
WebOSに関するわかりやすい記事
それを見て知ったgooウェブデスクトップ

さあ!googleはどうする!

4/19追加情報。Fenestelaというのも同じものらしいです。Windowsとの類似度が高い。
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Author:大和田 茂


元IT系の研究家。現在はゲーム/玩具作家をめざしている。


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