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重みつき投票

2008.05.29 *Thu
今の選挙の問題のひとつは、投票した結果が当選か落選かのどちらかしかないということだ。僅差で誰かが勝った場合、死票が大量に出る。そしてその後の政局は負けた方の気持ちは全然反映されないというものになる。それならどちらも当選にして、選挙での得票数に応じた権力を与えればいいじゃないかというのは自然な考えだ。誰でも議員になれると思えば、政治への関心も必然的に高くなる。とはいえ、立候補者を全て当選にしたら、いくら議決の時に小数点の権力が認められるといっても一人の人間を物理的に分割することはできないので、会議場が溢れてしまうだろう(議論をする時には、物理的に膝をつき合わせてするのは現段階では非常に意味があると思う)。しかもほとんどはパワーローに基いて、10票未満の権力しかない人とかになってしまうわけだ。それなら、会議場に入れる人と入れない人という点で選挙結果を分断すればよい。会議場に入れない議員は、ネット経由で会議に参加することとなり、必然的に存在感は薄れる。でも議長が許せば発言はでき、(政策に関する)投票も可能とするのはどうだろう。またはもっと階層的にし、会議場の前の方に座れる議員、後ろに座る議員、会議場には入れないけどネット参加での発言権と投票権はある議員、それにネット経由の投票権しかない議員、というように。(議員に払われる給料をどう振り分けるかという小さな問題はある)

参考:http://www4.airnet.ne.jp/domen/cbyc811.htm#_Toc91231458
他にも似た意見はたくさんあると思うので、見付けたら教えてください。

もう一つの問題は、大衆が政治に参加できるのは、たまーにある選挙で一票を投じることしかない、ということだ。これにより、「合理的無知」な人々が増えることになるし、「あの人に期待してたのに、こんなことをやるとはがっかりだ」という事になる。でもそう思っても、解散選挙にならない限りはその支持者の失望は政治に反映されない。基本的に選挙の争点というのはマスコミに作られるものでもあるし、この政党のこの提案は好きだが他の点に関しては他の政党の方が好きというような気持ちを反映する術がないのだ。そもそも選挙の争点というのは一般にはほんのちょっとしかないが、その人が任期中に決断しなければならないことというのは数百をくだらないだろう。それを最初の時点で一票に込めるのはどだい無理な話だ。

そこで、まず投票の時に、票を分割できるようにし、政策別に投票できるようにするのはどうだろう。投票する人は、関心のない項目は無視してもいい。政策別が難しければ少なくとも、立候補者別に重みを適用する。トータルで一票になればよい(もしくは、一票の格差がある場合は、その重みに応じた数値)。もちろん電子投票が前提になる。電子投票といっても、必ずしも家でネットでやることを意味しない。それはセキュリティ上いろいろ困難も多いし、デジタルデバイドなお年寄が嫌がると思うので、投票場で入力させるようにすればよいだろう。

http://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0100.html

次に、選挙後も議員をトレースできるようにする。議員は常に選挙の時の支持者とつながっており、支持者と一体になって政局を運営する。以前NHKのクイズ番組で、回答者は数人の芸能人が担当し、その後ろにそれぞれサポーターが20人くらいづついて相談して答えを決め、しかも回答を司会者に提示する時に、サポーターの各人がこの回答を支持するか否かのパネルを提示し、当たった場合はその分だけスコアが加算されるというものをやっていた。こういう感じで、かつこれを政局に反映する時には棄権も許すようにしたらどうだろう。もちろんサポーターも、最初に投じた票の重みにより、自分自身が重みづけされることになる。

ただ、ネットを使えば簡単に投票できるからといって常に有権者全員に全権を託すというのは、衆愚制となる可能性があるので私は反対だ。やっぱりプロを信じて、プロに頼むというのが基本的にはいいと思うが、だからと言って、明らかに納得いかない方向につっ走られると困るので、一定の権力の差は認めつつもある程度ブレーキをかけられる、NHKクイズ方式がとてもよいと思うのだがどうだろう。(この番組、名前を忘れてしまったのが残念だ。山瀬まみが出ていたのだけは覚えているのだが…)

http://www.nagaitosiya.com/a/referendum.html

前にも書いたけど、今の政治は利益団体のためにやっているので、選挙で投票する大多数の人の意見は、次回の選挙で勝てさえすればいい程度にしか考慮されない。しかし時として実際に利害をこうむるのはその大多数の人なのだ。アメリカでのベトナム戦争や今の戦争だって、国民のほとんどの反対することが公然と行われて、しかもしばらく維持されてしまうし、日本の高齢者医療制度もそうだろう。

選挙のタイミングが常に政権に決められてしまうというのもいかがなものだろうか。有権者の8割が反対表明をしたら、その時点で政治家の意図にかかわらず強制的に選挙が行われるようにするべきではないだろうか。また、一度通った法案にしても同様で、基本的には立法・行政府に任せるけど、有権者の8割というような、ものすごい反対が起こったら、その時点で再審査すべきじゃないだろうか。高齢者の医療制度に関しては、小泉政権のお祭り騒ぎのドサクサで決まってしまったらしい(当時は認識してなかった)ので、こういうのに対するブレーキが必要だろう。私は全体としては小泉さん支持だけどね…
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COMMENT

コミュニケーションの UI とかを考える延長で政治を考えたりします。でも民主主義を貫く限りは(程度の差こそあれ)衆愚制に陥るような。愚度に応じた権力を…などと言い始めると危険思想ですし。

そして素晴らしい政治方法に乗り換えるためには現行での権力が必要ですよね。ここはぜひ大和田さんに。
2008/05/30(金) 17:26:03 | URL | にしだ #- [Edit
こんなサイトが最近できたみたいです。
http://jp.authoritypot.com/
2008/05/31(土) 00:39:21 | URL | mitanin #- [Edit

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大和田 茂

Author:大和田 茂


元IT系の研究家。現在はゲーム/玩具作家をめざしている。


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